甲子園で大活躍した選手がプロで活躍するわけじゃない
今年の夏の甲子園も佳境に入ってきましたね。
私は夜のニュースのスポーツコーナーでハイライトを見ていますが、
毎年感じることがあります。
それは
エースピッチャーの投げすぎ
です。
以前から言われていることですが、勝ち進んで日程が後ろになればなるほど、
投手は連投を強いられます。
特にエースピッチャー1人に頼っているチームは、準々決勝・準決勝・決勝と
勝ち進めば進むほど、投手への負担が大きくなり、
もし優勝したとしても、投手がその後に使えなくなってしまって、
野球そのものができなくなってしまうと言ったことが起こっています。
甲子園で優勝して、その後もプロで活躍した投手は本当に少ないです。
PL学園から巨人に入った桑田投手
横浜高校から西武に入った松坂投手
など、数えるぐらいです。
作新学院高校から巨人に入った江川投手は確かに活躍しましたが、
プロでの実績はわずか9年です。
プロ野球のスカウトは、いい投手がいる学校は甲子園の予選で負けてほしい、
あるいは甲子園に出ても初戦や2回戦で負けてほしいと思っています。
それは、甲子園で投げすぎて、肩を壊してほしくないから。
日本ハムファイターズで活躍している大谷翔平投手も甲子園には出場できませんでしたが、
スカウトにとっては救いだったのです。
楽天の田中投手については、まだ7年目なのでこれから先はわかりませんが、
星野監督が無理に完投させていないところに好感を覚えます。
プロの投手でさえ、1試合登板したら、次の試合まで4日から5日の休養を入れます。
なのに、高校野球は毎日投げるんです。しかもあんなに暑い中を9回まで。
将来、プロ野球で長く活躍する選手を育てるためにも、