MGCに感動してしもうた

見ました？MGC
MGCって何？なんて言ってる人はいないと思いますが、念のために言っとくと、MGCとはMarathon Grand Championship（マラソングランドチャンピオンシップ）のことです。
来年の東京オリンピック日本代表選手を決める、初めての一発選考レース。

単なる一発選考レースではなくて、2017年から各地で行われた選考レースにおいて、日本陸連が定めたMGC参加標準タイムを上回った選手だけが出られる、最終選考レースですね。
なので、MGCに出るには、最低でも一回マラソンを走って、かつ、陸連の標準タイムを上回らなければならなかったわけです。
だから、MGCが初マラソンですっていう選手は一人もいない。

9月に入ったとはいえ、まだ暑さが残る東京で開かれたこのレース。
私も現地で観戦しようかどうか迷ってましたが、最初から最後までレースの様子がわかるには、やっぱりテレビ観戦するのが一番いいということになりまして、自宅で朝からテレビをつけて待ってました。
それにしても、国内のマラソン大会で、こんなにワクワクドキドキしながら見たレースは初めてですね。

スタートから飛び出して、37km付近まで独走した設楽悠太選手は素晴らしいと思います。
勇気がないとできませんよ、あんなこと。
勝たなきゃ意味がないレースで「どこまで行けるかやってみたい」なんて、一発の選考レースじゃできないですよ。
気温がもう少し低ければ、ゴールまで逃げ切ったかもしれないですね。

残り2kmの三つ巴は本当に見ごたえあった。
大迫選手がかわすんでないかなと思ってましたが、中村選手が逃げ切りましたね。
あの坂で。。。すごいな。走ったことないけど（笑）
そして最後に大迫選手を抜いた服部選手もすごい。
見ててしびれました！
残念だったのは、井上仁人選手が28位と、まったく振るわなかったこと。
ファイナルチャレンジ出るのかな？

（写真は本文と関係ありません）

女子は前田選手が独走で優勝。
そのあとに2位に入った鈴木選手はいっぱいいっぱいでしたね。
わずか4秒で届かなかった小原選手も最後の追い上げすごかった。

これで男女の6人のうち4人が決まったわけですけど、残りの2人も大迫選手と小原選手で決まりのような気がします。
なんせファイナルチャレンジ設定タイムが非常にハイレベル。
しかもファイナルチャレンジのレースは、いずれもタイムが出にくい大会。
そこを日本記録で走るっていうのは、なかなか難しいんじゃないかと。
もちろんこれは私の主観であって、選手はそう思ってないでしょうけど。

選手にとっても陸連にとっても、そしてオリンピックを観戦する私たちにとっても、納得のいく選考の仕方で、気持ちよく見ることができました。
今後もこの方法でお願いしますね、陸連さん。