コブに関する考察(コブ初級者向け)
え~、私のスキーシーズンなんてとっくに終わってるんですが、ちょいとスキーネタも書いていきますね。
2013シーズンは、木島平でコブキャンプもやらせていただきました。
自分自身のキャンプは初めての開催だったので、いろいろと反省点もあるのですが、それは次シーズンへの課題として、私のテーマとします。
で、木島平でのコブキャンプや、野麦峠でのコブスペシャルレッスンをやった経験として、私の考察を話したいと思います。
まだ私もコブは苦手な方だし、深いコブや凍ったコブは転倒することもしばしばあります。
コレ、あくまでも私の感覚ですので、参考程度としてほしいです。
他のFSSインストラクターとの感覚の違いもあると思います。
コブをスイスイ滑れる人は特に読まなくてもいいです。
これからコブを滑れるようになりたい人は参考にしてください。
1)まず整地で小回りができないと、コブは無理
言わずと知れたことかもしれませんが、整地でしっかり、しかもゆっくりとした小回りができないと、コブは無理です。
どんどん落差に任せた整地小回りは、迫力ありますが、コブ斜面では破綻します。
なので、ブレーキングができた小回りができないとダメです。
2)動きを一種類ずつ、一つずつやる
コブの中では、いろいろな動きを同時に行う必要があります。
・吸収動作
・伸ばし動作
・ストックワーク
・ブレーキング
・呼吸
など、これらの動作を同時に、連続してコブを越えていきます。
しかし、コブ初級者がこれらをいっぺんにやるのは無理です。
なので、一本の滑りに一つの動きをやりましょう。
3)一気に滑ろうとしない
コブがあったら、そこをノンストップで一気に滑り降りたくなるものです。
それがかっこいいからです。
そのイメージは大切ですが、体はそう簡単に言うことを聞きません。
なので、まずはコブを一つ。
次に2つ。次に4つ。
しかも、上記の2)で書いた動きを一種類ずつ順番にやって行きます。
できるだけ斜度が緩いところのコブを選びます。
4)オレンジは前寄りに置く
Feeling Skiの基本となる「オレンジターン」ですが、私の場合、整地では、オレンジの位置が、けっこうかかと寄りです。
しかしコブの場合は、急斜面と緩斜面の連続ですから、谷回りの急斜面部分では体が遅れてしまい、山回りでバランスを崩してしまいます。
コブの場合は、オレンジの位置を土踏まずよりもつま先側に置きます。
5)ぶっちゃけ、Do Skiです
Feeling Skiでは、いわゆる雪の力でターンする"Let Ski"を勧めていますが、コブの中では、前後左右にバランスが大きく崩れます。
新雪や春雪のような、柔らかい雪質の時はいいのですが、固いコブの場合はしっかり前半の谷回りでブレーキングしないと、暴走します。
なので、けっこうDo Skiしてます。
バンクを狙う時も、大きくスキーを横に振ってます。
オレンジコロコロも大事ですが、時には自分からスキーを操作する"Do SKi"もやった方がいいです。
以上が私のコブでの感覚です。
レッスンは次のシーズンになってしまいますが、もし受講を希望される方がいましたら、2014シーズンにお待ちしてます。