違いがわかる男の・・・
かつて、某インスタントコーヒーのコマーシャルに
「違いがわかる男の○○○」
っていうのがありました。
ええ、コーヒーの話・・・
ではなくて、スキーの話です。
私のスキーの師匠【TOK】先生がよく言ってました。
「違いがわかるスキーヤーになれ」と。
その日のコンディション、その斜面の固さ、エッジングの角度、スピード、回転弧の大きさ・・・
そのすべてを足裏のセンサーで感じ取り、その違いがわかるように、感性を研ぎ澄まして滑る。
それが「フィーリングスキー」
ただ滑るんではなくて、同じ大回りをする時でも、エッジが立っている時と、エッジを寝かせている時では、当然足裏で受け取る抵抗は違うし、太ももで使う筋肉も強さが違う。
「お、今の滑りはいい感じだったな」
「うん?もうちょっと抵抗があってもいいかな?」
「ちょっとエッジがキツすぎて、疲れるな」
とか、それぞれで感じるものは違うはず。
それがスキーのおもしろさだと思う。
深雪を滑っている時のふわふわした感じ
アイスバーンを滑っている時の、ざわざわした感じ
粗踏みバーンを滑っている時の、ボコボコとした感じ
体でそれを感じ取るって、おもしろいと思いませんか?
スキーって本当に楽しいスポーツだなって思います。