フィーリングスキーにおける男女の違い
え~久しぶりにスキーネタです。
今日は脳科学からちょっとフィーリングスキーについて探ってみます。
大げさですか?
ちょいとおつきあいください。
フィーリングスキーはその名の通り「感覚」を養うスキーです。
自分が思い描いたイメージを足裏で雪の情報を感じ取って、
滑り降りるというスキー技術なんですが、
実際のところですね、私が数年間経験してきたことからお話しすると、
イメージということに関しては、男性よりも女性の方が得意です。
これは私が実際にレッスンしてきた経験に基づいた話です。
わかりやすいのが、ご夫婦でプライベートレッスンを受講された場合です。
特にフィーリングスキーを初めて受講される夫婦では顕著に表れます。
おもしろいです。
私がレッスンでいろいろなイメージをお伝えします。
たとえば
「足裏にオレンジをイメージしてください」
「水面の上を滑るようなイメージで滑ってください」
「スキーのトップからあふれ出るジュースを浴びてください」
といったような課題を与えて滑ってもらった場合、
旦那さんより奥さんの方が上手にイメージして滑ってきます。
旦那さんは、頭の上に?マークが5つも6つも並んだ状態で降りてくるわけです。
で、滑ってきた旦那さんに私が
「どうでした?」
って聞くと、まず間違いなく
「わかりません」
と答えます(笑)。
実はこれ、男女の脳の違いから出る結果で、私も理解しているんです。
私の場合、断然「男脳」が強いので、イメージというのはわかりにくいです。
(こんなこと書いちゃっていいのかな?笑)
男性の脳は、左脳が発達していて、論理的思考が強いんです。
対して女性の脳は、右脳が発達していて、感覚的思考が強いわけです。
だから男性に説明する場合は
「○○のイメージを持つと、スキーの向きが○○になって、
実際に抵抗が△△からやってくるので、結果として□□のような滑りになる」
と教えると、生徒は
「ああ、そういうことか!」
と納得していただけます。
女性の場合は
「○○のイメージで滑ってみてください」
と言っただけで、実際にやってもらいます。
すると、そのイメージだけで、結果的に□□の滑りになります。
難しいことは言いません。
あ、この話は男女の脳の違いの話ですので、どっちが優れているとか、
そういう話じゃないですよ。
脳の回路がそうなっているだけの話です。
なので、生徒によっては、男性脳が強い方がいらっしゃいますので、
その方に対しては、イメージではなく、論理的にフォームを教える場合もあります。
男性だからこう、女性だからこう、というわけじゃなく、
男性の中にも「女性脳」が強い方もいますし、
女性の中にも「男性脳」が強い方もいます。
生徒からの質問も男性と女性では違います。
もちろん回答の仕方も違います。
今日はちょっと違った角度からフィーリングスキーをとらえてみました。
いかがでしょうか。