SHIGEのスポーツ日和

スキー・マラソン・旅・日常のことなどを綴る日記です

若者のクルマ離れとスキー離れ

今日のブログは、ちょっと長めです。

今、東京お台場で開催されている「お台場学園祭」に、先週、トヨタ・ホンダ・三菱といったクルマメーカーの社長が集まり、こぞって「若い人も車に乗って欲しい」と呼びかけたそうな。

でも、現実は若者のクルマ離れがどんどん進んでいて、特に都市部では、公共交通網が発達しているので、半数以上が「特に車は必要ない」と答えているとのこと。

若者がなぜクルマを買わなくなったのかは、ここに詳しく載っているので、読んでいただくとして。

僕らが若い頃は、「将来いい車に乗る」がステータスだった。「いつかはクラウン」っていう言葉があったくらい、年齢が上がるにつれて、収入もアップして行き、いい車に乗る=ライフスタイルがよくなるという図式だった。

でもバブル崩壊後の日本は、経済ガタ落ち、サラリーマンの平均年収も1997年をピークに減少する一方。

サラリーマンの年収の話をすると、日本で初の万国博覧会、いわゆる大阪万博が行われた1970年は、団塊の世代が入社した頃、サラリーマンの平均年収は95万円だった。つまり100万円に届いていなかった。

しかし万博以降の日本は、急速な経済発展を遂げ、5年後の1975年には平均年収が240万円にまで達した。

わずか5年で、年収が2.5倍!

信じられますか?

そしてバブル経済の頃には、平均年収が450万円を超え、サラリーマンでも1000万円を超える人が続出した。

でもその後は経済が縮小し、平均年収も下がり続け、昨年のサラリーマン平均年収は412万円。

若者に限って言えば、20代前半の平均年収は200万円台。20代後半でも女性の場合は300万円に届いていない。

この状況で「若者よ、クルマを買いましょう」といったって、無理なのかもしれない。

車は買うにも、維持するにもお金がかかる乗り物。

スポーツカーを購入する年齢層も50歳代が一番多いのだとか。。。

この現象、スキー業界にもそっくり当てはまる。

日本にスキーというスポーツが伝来して100年。

僕が生まれる前からスキーはあったし、自分も雪国で育ったので、冬の遊びといえば、長靴スキーだった。

そして1987年、あの映画をきっかけに、日本に大スキーブームが起こる。

あの映画とは、そう、「私をスキーに連れてって

当時の日本は、バブルに向かう絶頂期。誰もがスキーを買って、ゲレンデに出かけた。

自分も、映画に影響されたわけじゃないけど、1986年に「ちゃんとした」スキーを始めた。つまり長靴スキーではない、プラスチックのブーツを装着して滑るスキーのこと。

おかげでスキー場は大混雑。道路も大渋滞。宿は満室。スキー場に近いリゾートマンションもバカ売れした。

しかし1997年のピークを境に、スキー人口は減り続け、今はピークの3分の1まで落ち込んだ。

スキー場も廃業が相次ぎ、リゾート産業も撤退を余儀なくされた。

でも見方によれば、バブルの前の状態に戻ったと考えることもできる。

で、最近ゲレンデでよく見かけるのが、シニア層。

レストハウスで、ヘルメットとゴーグルを脱ぐと、「あら、そんなにお年を召していらしたんですか」とびっくりすることも。

逆に、若い人の姿が見えなくなった。

スキーも、クルマほどではないけどお金がかかるスポーツ。

道具をそろえるのにお金がかかり、ゲレンデに行くのに交通費がかかり、ゲレンデに着けば、リフト券や食事にお金がかかり・・・と、財布からお金がどんどん出て行く。

この状態で「若者よ、スキー(スノーボード)をやろう」と言ったって、「寒いし、お金かかるし、嫌だ」と言われて終わるのがオチ。

ましてや、今の日本は、15歳以下の人口よりも65歳以上の人口の方が多いのが実情。

聞いた話では、15歳以下の人口よりも、犬や猫のペットの数の方が多いそうな。

じゃあ、クルマを買えるようにするには?

あるいは、スキーを買って、スキー場に行ける様にするには?

車の値段は、これ以上下がらないかな。

コストを下げようと思うと、人件費まで削らないとダメかな?

とすると、工場で働いている人たちの給料を下げることになるね。

税金はもっと下げられるんじゃないかな。

自動車税に重量税、ガソリン税、消費税。ガソリンが高すぎだね。暫定税率って、いつまで「暫定」なんだろ?

スキー用具の値段って、どうなんだろ?

国産のものもあれば、輸入品もあるけど、おそらくそんなに大量生産するものではないし、モデルが変われば、金型なんかも作り変えなきゃいけないので、それなりにコストはかかるのかな?

でも型落ちのモデルを買えば、安く手に入れることもできるし、オークションなんかでも安く手に入れることはできる。

スキー場でかかるお金も、以前に比べると安くなった気はする。

割引券やパック券を使えば、けっこうお得なゲレンデもあるし。

でもスキー場まで行くには、やっぱり車がないと不便。車とスキーはセットなんだね。

そう考えると、若者が車やスキーから離れていくのも納得って感じはする。

車やスキーの値段が下がらないとなると、あとは自分の収入を上げるしかないでしょ。

でも、この不況の中、どうやって自分の収入を上げるのさ?って。

昔と違って、今は情報社会。

インターネットを使って、自分のお小遣いを稼ぐことだってできるし、SNSを使って、実際に複数の収入を得ている人にも会って、ノウハウを聞く事だってできる。

アフィリエイト・メルマガ・セミナー講師・ネット販売・オークション

数えれば、やれることはいろいろあるじゃない。

会社に頼って生きる時代はもう終わり。知恵を使えば、いくらでもチャンスはあると思うけど。

そんなことを考えていたShigeでした。

あ、これメチャメチャいいですよ↓ 毎日乗ってます。