疲れにくいスキーと疲れにくいランニングの共通点
このブログをご覧になっている方々の中には
・スキーをやっている
・マラソンをやっている
もしくは
・その両方ともやっている
という方がおられると思います。
まぁ私も両方やってるというか、スキーを始めたのが19歳で、マラソンを始めたのが42歳ですから、マラソンは、かなり後から始めたんですけどね。
スキーは「フィーリングスキー」といいまして、筋力に頼らない、疲れにくいスキーを推奨しています。
ランニングを始めた頃は、とにかく短い距離でもしんどくて、3kmを走るのがやっとでした。
でも最近は20kmを練習で走っても、意外と平気です。
もちろん最初の頃に比べて、心肺能力が上がったというのもありますが、もっとほかの要因があったのではないかと考えました。
実はこれ、本当に最近になって気がついたことですが、
1つ目は、重心がぶれない
2つ目は、足裏感覚
です。
これ、二つともフィーリングスキーに共通しています。
フィーリングスキーでは「引くターン」というのをやりますが、ターンをする時に斜面が自分の方に近づいてくる感覚です。
引くターンでは、自分の目線や肩の位置をキープし、おへその位置がなるべく動かないようにしたまま下半身が屈曲するので、重心はぶれることなくキープされます。
自分から斜面を押しにいくと、どうしても重心が荷重をかける方に寄っていくので、結果として、重心が上下左右に動くこととなり、疲れやすくなります。これは「押すターン」です。
で、この重心をキープするという感覚でランニングをすると、ストライドは小さくなって、ピッチが細かくなります。
お腹のあたりに意識が行くので、体幹で走っている感覚になります。
おへその位置が上下することなく、そのまままっすぐ前に出て行く感じですね。
もう一つの「足裏感覚」
スキーをしている時は、ブーツの中の足裏感覚で雪の情報を感じ取りますが、走っている時も足裏からの情報をセンサーで感知するように走ると、余計なことを考えなくなります。
この2つを意識するだけで、疲労感がまるで違うことを最近になって発見しました。
フィーリングスキーとランニングの共通点が意外なところにあって面白いです。