山形庄内地方の旅(その6)
三日月軒のラーメンを食べておなかいっぱいになったというのに、ちょっと体が熱くなったので、何か冷たいものが食べたくなって、中町の商店街を歩いていたら「ジェラート」の看板を発見。
「モアレ」というお店。すかさず入ってみる。
何種類ものジェラートがあって、しかも安い。ダブルで320円。
パッと目に入ったのが「だだちゃ豆」だったので、それと「塩キャラメル」のダブルを注文。
おおっ!
だだちゃ豆の味が濃い!うまい!
塩キャラメルもうまい。汗をかいたあとだったので、塩の感じがちょうどいい。
それにしても土曜日なのに、人がいないなぁ。
商店街を歩いていても、ほとんど人とすれ違わない。
とてもいい町なのに、さびしい感じがした。
おなかを満たしたあと、もう少し観光したかったので、市役所の前にあった「旧鐙屋」(きゅうあぶみや)へ。
旧鐙屋は、江戸時代に栄えた廻船問屋だったそうで、当時の様子が再現されていた。
屋根に積まれた石が印象的だったなぁ。あんな屋根初めて見た。
この形式の屋根が現存するのは、日本でここだけらしい。
また、ドラマ「おしん」のロケにも使われたらしく、撮影当時の写真も残されていた。
さらに歩いて、本間家旧本邸へ行く。
玄関の上にそびえる赤松の木がとても印象的だった。樹齢約400年らしい。
拝観料は700円と、少し高めだったけど、中でガイドの方が細かく説明してくださって、貴重なものも見ることができたので満足。
でも昭和24年~51年まで公民館として使われてたというのには驚いた。
掲示物を留めたと思われる画鋲のあともあったし。。。
残念ながら建物の中は撮影禁止ということなので、写真は無し。
一通り市内観光を終えて、酒田駅へ戻る。
さて、今回の旅のハイライト。快速「きらきらうえつ」に乗る。
これに乗りたくて庄内に来たようなものだし。
外観はとてもかわいくて、いかにもジョイフルトレインという感じがする。
子供連れのファミリーもけっこう乗っていた。
そうかと思うと、ビジネススーツを着て、終点の新潟までずっと寝てた客もいて、普通に移動のためだけに使ってる客もいるんだな。
私は日本海側の窓側の席を確保していたので、ずっと席に座ったまま、車窓の風景を眺めていた。
特に「笹川流れ」と呼ばれる海岸は、日本海の波が作り出す独特の風景。
途中下車してじっくり眺めたい風景だけれど、降りてしまうと、今日のうちに自宅に帰れないので、そのまま新潟まで乗り続ける。
村上を過ぎると、新潟平野の田んぼの風景が広がり、夕日とマッチしていい感じ。
そして新潟駅に定刻に到着。
新潟からは上越新幹線、そして東京から中央線特急で自宅に帰着。
中身のギュッと詰まった楽しいたびでありました。
今度は天気のいい日に羽黒山へもう一度行きたい。
おしまい