【津軽旅日記】3日目
8月31日(土)
津軽の旅も最終日。
今日は弘前市内を見て回ります。
まず向かったのは、弘前城公園。
ここは外せないですね。
時間もまだ早いので、人はまばら。
園内には桜の木がたくさんあり、桜の季節はさぞかしきれいなんだろうなぁと。
↑二の丸大枝垂れ桜
満開のときに見たいものです。
↑地震によって崩れてしまった石垣を修復中。
本来ならこの場所に天守閣があるのですが、天守閣を移動させて工事してます。
で、その天守閣ですが
こうやって別の場所に鎮座してます。
もちろん、中も見学可能。
コンパクトですが、中は歴史を感じますよ。
奥には、わずかながら岩木山が見えますね。
ボランティアガイドのおじさんが歩いていたので、ちょっと質問してみました。
「この天守閣が、元の場所に戻るのはいつなんですか?」
「当初は2021年の予定だったんです」
「予定だった?ということは?」
「実は石垣の中を調査してたら、中から当時使っていた食器とか、あるいは更に古い石垣なんかが見つかりまして」
「じゃあ、復元は遅れると?」
「はい、いまのところ未定となっております」
「あとどれぐらいかかりそうですか?」
「そうですね〜。5年ぐらいはかかるんじゃないかと・・・」
「なるほど」
天守閣が元の場所に戻るのは、当分先のようです。
弘前城公園を出て、すぐ隣りにある旧市立図書館へ。
中は無料で見学できます。
↑椅子は実際に座ることができます。(座らなかったけど)
で、図書館を出て、少し歩いたところにあるのが、第五十九国立銀行(現在の青森銀行)記念館。
ここは中が有料になっています。(入らなかったけど←せこい)
明治37年に建てられたものだそうです。
洋風な建物があちらこちらにありますね。
青森銀行記念館からちょっと歩いたところにあったのが「マルニ製パン」
パン屋さんですが、スイーツも売ってたので、一口サイズのチーズケーキを買いました。本当はアップルパイが欲しかったけど、まだ焼き上がってないということで。
どっちも美味しかったけど、チョコの方はけっこう甘い。
まちなかを歩いていると、時々昭和っぽい建物に出くわします。
↓こんなビルがあったり。
大きな地震が来たら、すぐに崩れてしまいそうで、怖いんだけど・・・
次に向かったのは、最勝院というお寺。
お堂も立派でしたが
日本最北の五重塔が見られるお寺です。
立派な五重塔でした。
最勝院から歩いて戻っていく途中「うちわ餅」と書かれた看板を発見。
うちわ餅ってなんだ?
気になったので、お店の中に入ってみます。
その「うちわ餅」を一つ注文して食べてみました。
白いお餅に、胡麻だれをかけたものですが、これがうまい!
胡麻だれがたまらない!
もう一つ食べとけばよかった・・・
女将さんに聞いてみました。
「このうちわ餅って、弘前の名物なんですか?」
「いえ、これを作ってるのは、うちだけです」
ということで、戸田うちわ餅店さんだけでしか食べられないお菓子です。
弘前に行ったら、ここは外せなくなりました。
ぶらぶら川沿いを歩いていたら、電車を発見。
ローカル線に乗るのもいいなぁと思って駅まで行き、時刻表を見てみると、ちょうど発車10分前。
きっぷを買って終点の大鰐温泉までローカル線の旅です。
今どき珍しく、きっぷにハサミを入れてくれます。
なぜか、初音ミク電車 (・∀・)
あとで息子に聞いてみたら、弘前のさくらまつりとコラボしてたからだそう。
車両はむかし東急電鉄で使われていたもので、天井に扇風機が回っているのが昭和感満載です。
トコトコとおよそ30分かけて大鰐に到着。
本当は大鰐温泉でお風呂でも入ってゆっくりしたいんですが、時間がなくなってしまうので、並行して走っているJRに乗り換えて弘前までとんぼ返り。
お昼ごはんの時間なので、弘前の中心部を歩いているとRestaurant 磊というお店を発見。
なんて読むんだろう?
とりあえず中に入って、日替わりランチを注文。
豚の生姜焼き定食でした。
美味しかったけど、ちょっと味が濃い。
青森県のご飯、みんな味が濃くて、しょっぱい!
これだけ濃い味付けのものを毎日食べてりゃ、病気になってもおかしくないわな・・・
お会計のときに「このお店なんて読むんですか?」と聞いてみると
「当て字なんですけど、みついしと読みます」とのことでした。
お腹がいっぱいになったところで、車に戻って、次に目指すは「田んぼアート」
弘前市内からは少し距離がある田舎館村(いなかだてむら)というところまで移動です。
田んぼアートの開催地には展望台があり、その上から見ることになります。
おお〜〜
きれいに作ってあるなぁ〜〜
で、ちょっと方角を変えると、今度は石アート
これ、普通に地べたから見てもわかんないんですよね。
展望台に登って、上から見て初めて分かる。
美空ひばりさんの作品もありました。
近くには弘南鉄道の田んぼアート駅があり、ちょうど電車が止まったので
そして電車は寅さんの横を走り過ぎていきました。
寅さんと電車と岩木山
なかなかいいでしょ
時計を見るとすでに14時半。
そろそろ空港へ向けて帰らなければなりません。
けっこう歩いて汗かいたし、温泉に入りたいなと思って検索すると、空港のすぐ近くに「縄文の湯」というのがある。
30分ぐらいお風呂に入れる時間がありそうなので、行ってみる。
縄文の湯はお湯がちょうどよく、人も少なくて本当に気持ちよかった。
一日の汗を流すことができました。
写真がなくてゴメンナサイ
近くのガソリンスタンドで給油してレンタカーを返却。
フライトの時間には余裕で間に合いました。
ところが!
羽田からの折返し便でトラブルがあったらしく、機体の変更などで、フライトは1時間遅れ。
お詫びの印ということで、全日空が食事代として現金1,000円をくれました。
結局、羽田に着いたのは20時30分
そこから高速バスで帰ったのですが、帰りも首都高の渋滞などで、自宅に戻ったのは午前0時を回ってました。
それでも本当に楽しい旅でありました。
4度目の青森はいつになるでしょうね。
おわり