お伊勢参り(2日目その1)
3日間で伊勢を旅行する今回の予定でしたが、わずか半日で、二見浦・外宮・内宮と参拝を終えてしまったため、2日目の予定がぽっかりと空いてしまいました。
ホテルで妻と二人、翌日の作戦会議です。
「明日どこ行こうか?」
「どこがいいかな?」
「鳥羽・志摩へ行ってみる?」
「何があるの?」
「鳥羽水族館がある」
「水族館は行きたいと思わない」
「じゃあミキモト真珠島」
「真珠買ってくれるんなら」
「海岸線をドライブ」
「また半日で終わりそう」
ということで、なかなか行きたいところが決まらず、う〜んと唸っていると、妻が横から「ねぇ、奈良って遠い?」と突然きいてきた。
「奈良?」
「うん、奈良」
「まぁ近鉄に乗れば行けん事はないけど」
「じゃあ行こう。奈良」
という事で、伊勢志摩に来たのに、なぜか奈良へ足を延ばすことになってしまいました。
聞くと、妻は中学校の修学旅行以来、奈良へ行ったことがなく、ずっと前から行きたかったのだそう。
翌朝、松阪駅に車を置いて、近鉄特急に乗り、一路奈良へと向かいました。
法隆寺に行こうと思いましたが、少し離れた場所にあるというのと、現在の拝観料が一人1,500円かかるということで、候補から外し、まずは薬師寺へ。
中に入ろうと思いましたが、肝心の東塔・西塔が改修中で、テントに覆われ、何も見えず、しかも拝観料が1,100円もするので、スルー。
その先にある唐招提寺に行きました。
ここは自分は2度目でしたが、入って大正解。
素晴らしい仏像の数々と建物の歴史に感動しました。
中に入ってすぐにある「金堂」
薬師如来立像や千手観音像などがあります。中は撮影禁止なので、外側だけ。
切手でしかみることができなかった像の本物が見られますよ。
こちらは教科書に出ていた「経蔵」
日本最古の校倉造りの建物です。ねずみ返しが有名ですね。
鑑真和上のお墓がある「御廟」へ向かう道。
とても静かで神秘的でした。
いや〜
唐招提寺、よかったです。
11月3日の文化の日でもあり、人が多いかなと思っていましたが、奈良公園に比べてはるかに人が少なく、ゆっくりと静かに見て回ることができました。
この後、バスに乗って、いよいよ奈良公園へと移動です。
(続く)